アロマテラピーの新しい流れ


2016年を振り返って

2016年を振り返ると、アロマテラピー関連では、AEAJ(公益社団法人アロマ環境協会)のアロマブレンドデザイナーとアロマハンドセラピストの新資格登場が大きな出来事でした。これまでのアロマテラピーの資格制度は、アロマテラピー検定、アドバイザー、インストラクター、アロマセラピストとひとつの流れで運営されてきましたが、2016年になってもうひとつの新しい流れが登場しました。

香りにフォーカスしたアロマブレンドデザイナー

アロマテラピーの新資格

 

これまでのAEAJの活動は心身の健康のためのアロマテラピーが中心でした。たぶんアロマテラピーが登場した初期段階では、アロマテラピーそのものの普及が一番の目的だったからでしょう。そのため資格制度もどちらかと言えばアロマテラピーの普及の担い手の育成がメインでした。

 

その中でアロマテラピーの香りについては、嗅覚の働きなどの視点から取り上げられてきましたが、香りそのものへの深い掘り下げはありませんでした。

 

今回登場したアロマブレンドデザイナーは、その〝香り〟を活動の中心に持ってきたことが大きな特徴です。

 

アロマブレンドデザイナークラスでは香りの特徴の捉え方、そして感覚を磨くことが最初の大きな学びです。それは54種の精油の香りと向き合って、自分の感覚のなかにあたかも〝香りのデータベース〟を作り上げるような作業です。クラスの後半では、歴史的な香水・名香のレシピから香りの組み立てを学び、基本レシピにいくつかのアレンジを加えることを行いました。そして最後にはオリジナルブレンドを創作しました

 

後半の学びのなかで印象的だったことは〝創作は小さなアコードの積み重ね〟という講師の言葉です。音楽も小さなコードの集合体であるように、香りも同じようにいくつかのアコードを重ねていくのでしょう。また創作するときは、まず頭のなかでしっかりと香りの組み合わせを考えてから始めるということもなるほどと思いました。だからこそ、感覚のなかに〝香りのデータベース〟が必要なのですね。他にもたくさんの発見があり、このような学びはこれまでのアロマテラピー体験ではなかった新鮮なものでした。

 

アロマハンドセラピスト 人に触れること、セラピーの第一歩

アロマハンドセラピスト

 

アロマハンドセラピストは、従来あったアロマテラピーとハンドセラピーを上手く組み合わせて標準化したところに価値があります。こちらもアロマブレンドデザイナーと同様に公式テキストがあります。このテキストがとても上手くまとめられています。

 

単純にアロマハンドセラピーの手技を学ぶというだけでなく、アロマハンドセラピーの実践に必要な事柄がバランス良く配置されています。履修時間は5時間と短時間ですが、そのなかで人に触れることやセラピストとしての活動に必要なものが網羅されていてとても手軽です。

 

たぶん〝手軽さ〟がアロマハンドセラピーにとっての大切な要素なのでしょう。しかし、手軽であったとしてもこのセラピーには高い効果があります。手にはたくさんの神経が集まっていますし、手は心の窓とも呼ばれます。その手が自分の目の前で心地よくほぐされていくのを見ると、心にも体にはくつろぎが広がります。実際に授業に参加しましたが、実習がとても楽しかったです。講師の先生からもテキストに書かれていないたくさんの経験談、視点が提供されて学びになりました。

 

アロマブレンドデザイナーとアロマハンドセラピストは、アロマテラピーのとても良質な部分に光をあてて、活用しやすいように工夫された制度です。2017年もさらに広がりをみせるでしょう。

 

2017年1月13日 アロマハンドセラピスト&アロマブレンドデザイナー市

 新しく誕生したアロマハンドセラピストとアロマブレンドデザイナーのみなさんが集合して、アロマハンドセラピーの施術や、アロマブレンドデザインのアロマクラフトをオーダーできるイベントを開催します。関心のある方、なんとなく興味がある方、どうぞ、ご来場ください。

2016-12-22 | Posted in アロマハンドセラピスト, アロマブレンドデザイナー, ブログComments Closed 

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