キューバの医療と自然療法


キューバの医療と自然療法

 

先端医療と自然療法が共存する国、キューバ

キューバの医療と自然療法の講演に参加してきました。講師の宮川先生は8年ほど前からしばしばキューバを訪れ、現地の医療活動にも参加しているそうです。今回はキューバで見たこと、体験したことの報告会でした。

 

そもそも最初はアートフェスティバル参加という観光目的でキューバを訪れた宮川先生が、偶然の重なりから、あれよあれよという間に政府高官主催のパーティーに招かれ、その後はキューバの医療政策の高官と親しく交流するというなんともわらしべ長者のような物語も面白かったのですが、やはりインパクトがあったのはキューバの医療のあり方でした。

 

もともとキューバは現代医学が発展した国なのですが、なぜキューバが国家をあげて自然療法を医療現場に取り入れたのかというと、それは国が貧しかったからです。

 

そのためキューバ政府は医療費を削減(社会主義国なので医療費、教育費は無料=国家負担)するために、国民が病気にならない政策を採用しました。ハーブ療法、東洋医学、レイキ、ホメオパシー、フラワーレメディ、体操などです。

 

そのなかでキューバは貧しい国であるが故に農薬などなく、もともとが自然農法であったこと、そして土壌が豊かであったためハーブなど薬用植物の栽培が容易で、しかも高品質でした。宮川先生の言葉では「ミミズがうじゃうじゃいて、土の匂いがよくて、土そのものが美味しそう」とのことです。

 

そしてレイキ、ホメオパシー、フラワーレメディ、体操などは低予算で実行できるので国としても導入しやすかったのでしょう。実際、病院の外科手術室ではレイキマスターも参加することもあるそうです。

 

宮川先生のお話を聞いて、それぞれ現場の様子や温泉施設、薬用植物の農場なども面白かったのですが、講演が終わった後もジワーと響いてくるのが、キューバの人々の自然療法の取り入れ方でした。ぼくが印象的だったのは次の3点です。

 

  • 良いと言われた物(方法、助言)は受け入れてみる
  • 現場にあるものを使ってシンプルに実行
  • 結果を科学的、統計学的に検証して改善

 

たとえば感染症に対するホメオパシーの効果は、治癒に最も適した希釈震盪率の高さを統計学的に検証しているそうです。

 

一言でいえば、なるべく物事を簡単にして実行するという姿勢でしょうか。自分としては生活、仕事ともになるべくシンプルにと心がけていましたが、キューバの様子をみると、自分が複雑にみえてきました。ジワーと響いています。楽しい講演会でした。

 

最後にですが、キューバの医療のもうひとつの面は世界でも有数の先端医療の国であることです。キューバは現代医学の面でも発展していて、以前に宮川先生と同行された日本の腫瘍学の権威の先生も医学レベルの高さと施設の充実に驚いていたとのことです。すぐれた現代医学、および医学教育はキューバの産業でもあります。

 

キューバの医療と自然療法

 

雑誌「セラピスト」のキューバ医療記事

BABジャパンの雑誌『セラピスト』にも宮川先生のキューバ記事を取り上げていただきました。

 

 


2017-02-01 | Posted in ブログ, ワークショップComments Closed 

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