奇数と偶数


数秘術 奇数と偶数

 

数の量と質と形

 

数秘術に親しんでよかったなと思うことは、数には量と質と形があることに気づいたことです。これは別段特別なことではなく、誰もが数には量と質と形があることは知っています。

 

たとえばここにドングリの実が3つあれば、3という量に気づきます。または三角関係という言葉の響きにモヤモヤしたものを感じることや、3の形といえば誰もが三角形を思い出すでしょう。

 

ただ自分を振り返ってみても一般的には数といえば量です。それは銀行の通帳に記載された数字であり、家族の人数であり、カレンダーの日付です。

 

ところがそれぞれの数には質や形があると思い始めると、面白いことに気づくようになります。大昔の人は、1は神であるが、2は物質であり、そこには神がいないと思いました。なぜなら2を二分すると0、すなわち何もなくなってしまい、2は神が存在することの無いただの器であると考えました… こんなことを知って喜んでいるのはただのヒマな人と思われるでしょうが、当人的には結構楽しんでいます。

 

今日のテーマは奇数と偶数です。

 

数を二つのグループに分けると奇数と偶数に分かれます。1はその対象にはならないという考えもありますが、ここはざっくりと二つに分けます。

 

 

奇数の質

 

一般に奇数は能動・積極・活動・外向的と言われています。ことわざでも「三度目の正直」や「三人寄れば文殊の知恵」と言われるように、現状から一歩飛び出すという動的な印象があります。

 

その動きの質は高速です。ピンとひらめく感じです。瞬間的、衝動的で、動きを伴うことから、傾き、不均衡、場合によっては混沌とした状態にも至ります。動きの方向はどちらかと言えば上下方向、一気に上に一気に下へと瞬時に移動、拡散します。

 

過去と未来で言えば、未来またはこの瞬間に在るという感じで、従来の形を壊して、動きを伴いつつ変容に向かうのが奇数の質です。古典的な意味合いでは陰陽の陽です。

 

 

偶数の質

 

偶数は受容・受動・安定・内向的です。受容的だからと言って何でも受け入れる訳ではありません。自分と同質なもの、共感できるものを受け入れて、それを元に仲間、集団、物質化といった形づくりの作業を行います。

 

ことわざや熟語で言えば「四角四面」、「八方美人」などです。ある一定の空間に限定された状態、または均一な関係性などが偶数的な状態です。動きは水平方向、偶数はつながりを求めながら動きます。

 

時間の経緯で言えば、偶数は低速です。ゆっくりとした変化を求め、それが同質化すればするほど低速になり、やがてはそれは停止します。停止した状態は動きがありませんから、そこは静的な世界です。同時に同質化=純粋であり、混じり物のない静寂の空間です。

 

過去と未来で言えば偶数は過去的、過去の経験からじっくりと熟慮し決断するのが偶数的な思考です。偶数は受容的な質を見せますが、同時にさまざまな可能性が内在している存在とも言えます。古典的な意味合いでは、偶数は陰陽の陰です。

 

 

2019年の数

 

奇数と偶数の質的感覚で日常生活を眺めてみると面白いです。たとえば二人でいるときと、三人でいるときの時間の流れ、会話のテンポ、物事の進行の様子などです。

 

三択と四択の選択問題に取り組むときの思考の流れを追ってみるのも面白いです。ただ現実世界は奇数、偶数に分かれているのではなく個々の具体的な数が前面に出ています。1、2、3、4、5、6、7、8、9です。

 

そういう意味では奇数と偶数はそれぞれの数の全体的な傾向を示し、個別の数を理解する際の土台として役立てることができます。

 

来年は2019年です。単数に変換すると3の年です。3は多様な創造性、リズミカルな活動、自由な発想、子どものような軽さ、好奇心、コミュニケーション、自己表現などの質があります。あまり好ましくないものとしては移り気、気まぐれ、やりっぱなしなどです。3が過度に現れれば、3の前の2が示す同質化、3の次の数4の形式化、3の倍数の6の自己調整作用が現れる可能性もあります。2019年もどうぞ、よろしくお願いいたします。(中安)

 

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2018-12-23 | Posted in 数秘術Comments Closed 

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