軽擦法 エフルラージュ その5


軽擦法 エフルラージュ マザーズオフィス

 

軽擦法と圧迫法の関係

 

自然療法学校マザーズオフィスのマッサージクラスで行なっている軽擦法(エフルラージュ、ストローク)のことを取り上げているシリーズの5です。今回は軽擦法と圧迫法の関係を取り上げました。

 

結論から申し上げれば「安定した軽擦法の土台にあるのは圧迫法」です。

 

さて、前回に続いてのお願いですが、軽擦法のやり方はいろいろあって、ここで述べるいくつかのことは私の体験をもとにしたものです。そのためこれが「絶対」というものではありません。世界にはさまざま方法、考え方があります。そのことをご理解のうえで、使えそうなところは、参考にしていただければと思います。

 

 

触れるという行為には必ず圧迫法が伴っている

 

圧迫法はマッサージテクニックのひとつの技術です。同時に、「触れる」ということをじっくりと眺めてみると、そこには必ず圧迫法があることに気づきます。つまり「触れる」ということ自体にごくわずかであったとしてもそこには「圧」があるからです。たとえそれが5グラムの圧であったとしてもです。

 

そうなると質の良い「触れ方」には安定した圧迫法が必要になってきます。安定した圧迫法のためには三つの技術とその考え方があります。

 

  • 持続圧
  • 安定圧
  • 支え圧

 

持続圧

持続圧とはある一定の量の圧が持続的に加わり続けることです。マッサージ理論でこのような表現がありませんでしたか?「鎮静作用とは強いが心地よい圧を長時間にわたって持続すること」です。この中の「強いが」は相対的なものですが、「長時間にわたって持続すること」はまさに持続圧のことを示しています。

 

安定圧

安定圧とはこれも読んで字のごとくですが、安定した圧であることです。特に持続圧がぶれずに安定的に加わることを言います。

 

支え圧

支え圧とはサポートの圧のことです。手の平で圧を加える場合に、もう一方の手の平と左右の足は支え(サポート)となるのですが、このときにただの支えではなく、そこでも圧をという感覚を持って支えることを言います。この支え圧があることで、持続圧、安定圧が成立し、さらに圧の印象として全体性が加わります。

 

 

圧迫法の考え方を軽擦法に取り入れる

 

このブログ記事の最初で「触れるという行為には必ず圧迫法が伴っている」とお伝えしました。心地よいタッチには持続感、安定感、そして支え(サポート)感があります。このような考え方、そしてそれを技術化することで、質の良い触れ方になりますし、それはそのまま質の良い軽擦法に繋がります。

 

同じことの繰り返しになりますが、「圧迫法=強い圧」という考え方から圧迫法にはごくわずかな圧もあれば強い圧もあるというように圧迫法の印象を少し広げてください。そうすることで「触れる」ことのなかにある圧迫法の要素、軽擦法のなかにある圧迫法の要素に気づくことができます。

 

さて、長くなりましたが、軽擦法を行う場合にも持続的な軽擦法、安定した軽擦法、そして支え圧という感覚を持った軽擦法というアイデアを持ってみましょう。それらはこのブログシリーズで述べてきたことがそのまま活かせます。

 

  • 手の平を面として使うこと
  • 正面に立つこと
  • 体の重さを使うこと
  • 圧は面に対して垂直に加えること
  • 前傾しない
  • 腰は近づき、顔は離れる
  • 肘を柔らかく伸ばす
  • ステップを使った軽擦法

 

細かなことはまだありますが、このあたりのことをヒントに練習してください。軽擦法のなかにある圧迫法的な要素。それは持続圧、安定圧、支え圧です。これらを意識することで軽擦法の質が向上します。ではでは 中安

 

 


2020-08-01 | Posted in オイルマッサージComments Closed 

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