ロッキングテクニック 基本1

ロッキングテクニック

 

 

波を送るロッキングテクニック

*この記事は2019年9月21日の記事「ロッキングテクニックと体と水 その1」に加筆したものです。

ロッキングテクニックは心地良い揺れで、全身にリラクセーションと調和をもたらすボディワークです。このテクニックはとても便利で、受け手の方が着衣のままでも施術できますし、いろいろなスタイルのオイルマッサージにも組み入れることができます。もちろん、ロッキングテクニックだけで全身のセッションを行うことができます。

 

力を使わなくても良いのですね。」これはロッキングテクニッククラスを受講された方の感想です。そうです。ロッキングテクニックは与え手が強い力を使うことはほとんどありません。体に触れてそこから全身を揺らします。「揺らす」と表現しましたが、もう少し具体的に表現すると「波を送る」です。

 

ロッキングテクニックは「揺らす」というよりも「体に波を送るボディワーク」と表現した方が、より技術の質を表しています。

 

ロッキングテクニックでリラックスする理由は?

それではなぜ波を送ると体はリラックスするのでしょうか?そこにはさまざまな理由があります。そのうちのひとつは、私たちの体のおよそ60%は液体=水であるということです。水は流動的で、つながりを持ち、柔らかく形を変えます。人体ではリンパ液や血液だけでなく筋肉や内臓などの軟部組織、そして骨にも水分が必要です。つまり水は全身に行き渡っています。体の弾力、しなやかさ、柔らかさはすべて水がもたらします。

 

その体に波を送ります。波が広がるように体に働きかけます。実は波が伝わるということ自体が、すでに水の質を表しています。小さく、大きく、そして楽に、さまざまな方向から波を送ります。波が自在に広がるほど体は水の質を取り戻します。これは体のおもしろい性質です。体は体験したことを記憶して、それを体の機能として取り入れようとする性質があります。しかも、それが心地よいものであるほど、体は水の感覚をどんどん取り戻していきます。

 

体に波を送る方法

体に波を送るためにはいくつかの工夫が必要です。代表的な3つをご紹介します。

 

その1 重さを感じる
波を送るために揺らします。何を揺らすのかというと「体の重さ」です。そのため波を送るときには、最初に体の重さを感じることが必要です。

その2 つながりをつくる
波を送るためにはその導線をつくる必要があります。この導線をつくることをロッキングでは「つながりをつくる」を言います。与え手が手を置いたところから波を送る先までを一つの線としてまとめます。まとめる方法はいくつかありますが、ひとつは軽く引いてひとつの導線としてまとめる方法です。これはストレッチほど強くなく、伸ばすというよりも1本の線としてつながりをつくります。

その3 意図を持つ
ただ揺らすだけでは体は動くだけで波は起こりません。そのため心の中で波を送ることを選択します。心だけでなく、体も波を送る先に向けます。そうすることで技術の中に意図が備わります。

 

弾力に従う

波には大きさがあります。受け手の体の弾力によって、その波の大きさは変わります。結論から言えば、弾力のある体ほど大きな波、弾力のない体ほど小さな波になります。

 

体を構成する水には、流れる性質、容器の形の応じる性質、水滴のようにひとつにまとまる性質があります。そして、水はあらゆるものを溶かしこみ、受け入れて(受容性)、その質感すらも変化させる性質があります。粘度が増した水は、固い土のような固さを感じます。そこに波を送るためには、固さに応じて波の大きさを調整する必要があります。

 

ロッキングテクニックでは弾力のない固い体ほど小さな波になります。小さい波だからこそ、固い体に入り込むことができます。小さな波から始めて、体が水の質を思い出すにしたがって、波をゆったりと大きなものにしていきます。このようにロッキングテクニックでは、体を揺らして、波を送り、全身を整え、調和して、深いリラクセーションをもたらします。 中安

 

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